【3つの”きく”について】
キチンとひとの話を聞いてください。
と言われたことがありますか?
私は恥ずかしながら気をつけていても
年に数回は言われます。
とくに身内に言われることが多いです。
きくという言葉には、
3つあると言われます。
聞く、聴く、訊くです。
私の話きいてますか?と言われる場合は、
聴く、訊く
というようなニュアンスではなく
聞いてますか?に近いと思います。
この場合はおそらく
態度や姿勢に問題があります。
相手との関係を良くするためには
聴く力を使います。
多くの書籍が出ている領域ですが、
コーチングやカウンセリング、コンサルティング、リーダーなどに共通してこのスキルは必須と扱われていますよね。
例えば、傾聴スキルには6つ程度あると思います。例えば、あいづちのようなものです。
すべて相手が話やすくするためにどうするのか?というスタンスです。ここでは省略します。
この聴くスキルは難しい人にはかなり難しく
なかなかうまくいかないという相談を受けます。
もしあなたが、傾聴がうまく行かないなら、
スキルの前に是非試してほしいことがあります。
それは、相手の顔を観ることです。
見るのではなく観るです。
つまり意識を向けて見つめることです。
それだけでうまくいくケースが多いです。
そもそも聴くことが目的なのに
スキルを意識しすぎると相手の所作に意識が行くため、目的を果たせなくなります。
最後のきくは訊くです。
本来人間は、理解して欲しい生き物ですから、聞くことよりも話すことに意識が行きます。それゆえに、訊くスキルは掴みやすいかも知れないです。
ある脳の実験で、話すときより、聞くときの方が脳を使ってないというデータもあるようです。訊くことを意識することで回避している方もいるようです。
意識するのは言葉では理解できても
疲れますよね。
そこで、コツの一つとして、訊くために
聞きながら要約する訓練をすることをオススメします。
新聞や雑誌、本を読むときに要約が難しい方は
特に訓練してみると良いと思います。
脳が意識的に活発になると副作用的にいろいろなことが早くできるようになります。
ぜひお試しください。
特に、会社で役職をお持ちの方、だんだんと責任が増えるに連れて、話すことが増えているため、聴くと訊くをおそろかになっている方が多いと思います。
この3つのきくスキルはスキルですので、使わないと鈍りますし、鍛えることも出来ます。
是非、トレーニングして掴みとってください。